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【体験談】出産で直腸膣瘻になり通院と手術したブログ

こんにちはつぐみです。

この記事を読む方は直腸膣瘻って何?という人や、わたしと同じように直腸膣瘻に悩み、たどり着いた方もいると思います。

この記事では

・直腸膣瘻について

・直腸膣瘻と診断されるまでの経緯

・直腸膣瘻の手術にいたるまで

・直腸膣瘻の手術

・術後の様子

について書いています。

同じ症状で悩んでる方のお役に立てれば幸いです。

この記事では排便についてなどを書いていますので不快に感じられる方は読むのを控えてください

直腸膣瘻の読み方は?

直腸膣瘻って漢字が難しくて読み方が分かりにくいですよね。わたしもお医者さんに言われなければ分かりませんでした。

直腸膣瘻の読み方→ちょくちょうちつろう

直腸膣瘻について

まずは直腸膣瘻についてですが、医学的なことなので引用にて紹介します。

■直腸膣瘻の種類と発生原因

直腸と膣の間に交通があり、主として膣からガスまたは便汁がでると訴える病気のことです。膣の入り口に近いところを低位、膣の奥と直腸がつながっている例を高位の直腸膣瘻と呼びます。
高位の例は、出産時損傷が多く鉗子分娩などでおこることもあります。一般に症状が見逃されやすいこともあり、長く経過することがあります。
低位の直腸膣瘻は、外傷や出産時の過大な会陰切開に伴っておこることが最も多く、続いて痔瘻や肛門手術に併発して起こった直腸膣中隔の膿瘍が原因で生じます。また炎症性腸疾患のクローン病では、肛門病変に加えて直腸膣瘻を合併することもあります。

出典:大腸・肛門病の知識より

わたしの直腸膣瘻の診断までの経緯

今度はわたしが直腸膣瘻(ちょくちょうちつろう)と診断されるまでの経緯を紹介します。

わたしの直腸膣瘻は第3子を出産した時になりました。

出産後、わたしはかなり会陰が切れたようで縫合をされている時に今までの出産とくらべると長い時間縫合しているなという感じがありました。

そして最後に縫合していた先生がもう1人の先生を呼んでおしりの穴に指を入れてチェックしていたんです。ふたりの先生がチェックして会話は聞こえないけど雰囲気的に大丈夫だろうとお互いに言っているもうに感じたのを覚えています。

わたしは何でお尻の穴に指をいれたの?と思いました。

今までの出産ではそんなことなかったのに。なにかあったの?と思いましたが、先生からはなんの説明はありませんでした。

そして縫合後、わたしは時々なんだか膣から空気がでているような気がしました。

ですが、産後の悪露(おろ)もでているのでなんだかはっきりとはわかりませんでした。

その後、ヘルプ症候群を発症してそのことを気にするほどの余裕がなくなりました。

その後、9日間の入院生活を終えてなんとか退院。

おうちで生活してるとやっぱり膣から空気が出てくる感覚がありました。

さらに、ゆるめの排便があるとふいたときに前のほうにも付いてるような気がしたんです。

最初はたまたまかなと思いました。

ただ、それが何回も繰り返されるうちに気のせいではないことがわかりました。

膣からのガスはほぼ毎日のように出ていました

おならを我慢すれば膣から出てきてしまう状態です。

わたしはふと、産後に先生たちが話してたのはこのことではなかろうかと頭をよぎりました。

それでも、出産でできた傷なら時間とともに治って良くなるだろうと前向きに考えていました。

けれど1ヶ月たっても2ヶ月たっても良くならず、悪露(おろ)が終わると余計にはっきりと空気が漏れているのを感じました

さらに、お腹をくだしたときにあきらかに膣から便がでてるのがわかりました。

ショックでした。

そして産後3ヶ月にして出産した病院で診察してもらうことにしました。

産婦人科へ行くと、膣の中に液体のようなものを入れられ確認され、膣に穴があいていると言われました。

そして同じ病院の外科に行くように言われました。

外科ではお尻をまじまじと確認され、対応した先生がベテランの先生を呼んできました。ベテランの先生はお尻の穴に指を入れて、わたしに肛門に力入れてみてといい、それを何回かくりかえしました。

そして、ベテランの先生は生活するのに何か問題ある?というので

オナラが前からでるので困ります

と言ったのですが、ふーんという反応。

ベテラン先生的には命に関わらないからいいでしょくらいの雰囲気をだされました。

最初に担当してくれた少し若い先生は大変だよねと言ってくれ、整形外科にも相談してみたけれど、治すのが難しいと話がありました。

穴が空いているところを直接縫うことはできるけど、排泄するところなので縫ってもまた穴が開いてしまうだろうとのこと

もし、それでも縫いたい時には相談してくださいとの話でした。

そして、肛門の筋肉も薄くなってしまっていて、その手術もできないことはないが難しい手術だと言われました。

最終的な病院の診断は直腸膣瘻でした。

直腸膣瘻の手術にいたるまで

病院で直腸膣瘻の診断をされ、自宅に帰り直腸膣瘻を検索しました。

治るのが難しい、再発しやすいなどが出てきて

さらには人工肛門(ストーマ)との文字が目に飛び込んできました

仕事復帰することも考えると、できるなら人工肛門はさけたいと思いました。

それからはひたすらネットで検索。

そしてたどりついたのは

京都橋本医院でした

直腸膣瘻が人工肛門ではなく手術で治ったというブログをいくつか見かけました

ただ、手術は受けたいけれど、わたしの住んでいる地域は東北。

さすがに遠いな。

さらにちょうどコロナ禍

京都へ行くのは諦めるしかないかと過ごしていました。

しばらくは育休で休みだけど、このまま職場復帰するしかないのかもしれない

仕事復帰して仕事中に便がもれるようなことばかりなら仕事は辞めるしかないかな。でも生活があるし。

我慢しても膣からおならが出てしまうのは会社の人に説明してもう開き直るしかないのかな。

でも恥ずかしいし、そんなんでやっていけるのか。と考えは堂々巡り。本当に気が滅入りました。

しかし、娘が1歳を迎える頃、保育園の申請に落ち仕事に復帰することができませんでした

育休半年の延長

さらに緊急事態宣言の解除

毎日、膣からおならが出て、出かけるときに生理でなくても、便が漏れないようにずっとナプキンをつけて過ごす生活。

社会復帰はするには

このチャンスにかけるしかない!

遠くても京都の橋本医院で診てもらおうと決断しました。

そして橋本医院へ電話をかけてみることにしました。

電話をするとちょうど今、先生が診察中なので1時間後くらいにもう一度電話してもらっていいですかとのことでした。

そして、1時間後に電話。

橋本先生に出産は何回目とか子供の出生体重などいろいろ質問されました。

緊急な病気ではないからコロナもあるし、都合のいい時にくればいいと優しく話してもらいました。

それから電話して1週間後に橋本医院へ行きました。

予約制ではないので遠くから行くわたしには助かりました。

新幹線を乗り継ぎ約4、5時間

橋本医院に無事に到着。

長岡京の駅から徒歩で数分で着きました。

先生から今の状態や出産の状況などいろいろ聞かれ、膣と肛門の診察をしました。

そして、直腸膣瘻について丁寧に説明してくれました。

直腸膣瘻は初産の人がなることが多いことや、手術はどのように行うのかなども教えてもらいました。

他にもみなさん悩んで全国から京都に患者さんがくることや、産後すぐにくる人や、しばらく経って50代、最高齢は70代で手術した人もいるよとも聞きました。

(入院中には看護師さんから人工肛門をつけて泣きながらやってきた方もいたよと聞きました)

とても気さくな先生でホッとしました。

さらに先生自ら手術をうける場合の高額医療の説明もしてくださり、

基本的に手術は長岡京病院で長岡京の先生と行うとのことでしたが、

わたしの住んでいるのが東北なので

もし、大変やったら東京の病院で東京の先生と手術するよと言ってくれました。わざわざ橋本先生が東京まで来てくれるというのです。

ただ東京だと手術が早くできないかもしれない。とりあえず東京の先生に聞いてみ、と連絡先を教えてくれました。

手術は急がなくていいからよく考えるように言われたのですが、仕事復帰もありなるべく早く受けたいというと、

そうかとスケジュール帳を出して先生が手術できる日程をいくつか紙に書き出してくれました。

手術前にはもう一度来ないといけませんか?と聞くと手術前の検診があるからもう1回は来なくてはいけないとを聞き、そして帰ってからよく家族と考えてみてと診察が終わりました。

帰宅後、夫と話して手術日を決めました。

そして橋本医院に電話しました。受付の女の方が手術の2〜3週間前の何曜日か何曜日に来てくださいとのことでその言われた曜日に行きました。

術前検査

術前検査当日は始発で行ったのですが、京都に着いたら電車の事故の影響で長岡京への電車がまだ動かず遅れていたので長岡京までタクシーで行くことにしました。

痛い出費ですが仕方ない。

橋本医院につくと紹介状が渡され、時間も午前の診療が終わりそうだったので急いで駅まで戻りまたタクシーで長岡京病院へいきました。(ちょっと遠いけど歩いてもいけるかな)

橋本医院からは検査後はもう午前中は病院終わってるから、あとは来なくてもいいですよとありました。

そして長岡京病院で術前検査をしました。

胸部と腰のレントゲンと身長、体重、心電図、血液検査、問診をしました。

この日は長岡京の先生に直腸膣瘻の手術の説明を受けました。

橋本先生もでしたが、長岡京の先生も丁寧に説明してくれて安心しました。

わたしは3人目でなりましたが、長岡京の先生も直腸膣瘻は初産の人がなる割合が多いと話していました。

初めての出産でなれない上に、直腸膣瘻になってしまって精神的にまいってしまう人もいるんだよ。かわいそうだよ。と先生も話されていました。

それと近くに住んでる人は入院が1週間だけど遠方の人は何かあってもすぐにはこれないから10日間入院してもらっているとの話もありました。

あとはコロナ禍ということもあり、入院前にCT検査とPCR検査を行うことや、入院3日間は個室で隔離されることの説明を受けました。

そしてそれ以降は個室にするか大部屋にするか聞かれました。

先生は高齢者の方が入院しているから、夜など声とか気になるかもしれないから個室の方がいいとは思う、ただ個室は1日11000円かかるから金銭面もあるからどうする?と聞かれました。

部屋の確保のためにその場で返答しないといけないようで、

個室をお願いしました。

わたしは遠方の為10日間の入院で隔離の3日間は個室料金が無料ですが、7日間分の77000円は支払いしなくてはなりません。

ですが、個室はシャワーとトイレもついていてある程度自由な時間にシャワーを浴びれたのと(術後数日は入れません)、術後のトイレは大変なので個室でよかったなと思いました。

室だとテレビと冷蔵庫も付いていて、Wi-Fiも使えます。

シャワーとトイレはユニットになっていてカーテンで仕切れるようになっていました。

手術の実績

長岡京病院では先生が今までの手術の実績も教えていただきました。

経膣分娩で1万人に1人が直腸膣瘻・肛門括約筋機能不全が発症するとされていて、年間に70名ほどが新たに直腸膣瘻・肛門括約筋機能不全を発症するそうです。

その70人の約半分ほどの人が長岡京病院で手術をするそうです。

私が説明を受けた令和3年12月時点では

直腸膣瘻の手術が250件以上

肛門括約筋機能不全が80件以上

の手術が行われているそうです。

直腸膣瘻の手術の為の入院

入院はコロナ禍なので術前1週間前家族の体調や熱の記録もありました。

当初は入院当日に始発で行く予定でしたが、前回電車事故で病院に着くのが遅くなってしまったのと、地震が増えていたので、何かあって当日新幹線が止まったらと心配になり前日に行くことにしました。

入院の説明の時に前に荷物が多くて入院の時に病院に荷物を送る患者さんもいたよと看護師さんが言っていて送ろうか迷いましたが、なんとか持っていきました。でも遠方からはやっぱりきつかったです。

病院につくとまずはCT検査とPCR検査を行いました。

それが終わると病室に案内されました。

入院初日はお昼を食べてシャワーを浴びて、血圧や酸素濃度、熱のチェックが定期的に行われました。

夕飯後には浣腸をしました。

浣腸は浣腸後のお腹の痛みが辛かったです。

看護師さんが膣ろうの人は浣腸しても前から出てきてしまう人もいますと話してました。

わたしも少し膣の方から出てきました。

そして21時には睡眠導入剤と下剤の薬を飲みました。

これが最後の水分摂取でこれ以降、手術で病室をでた6時間後まで水分がとれません

そして食事も手術の日は1日絶食です。

手術当日には9時までにトイレを済ませ、手術着に着替え、血栓予防の靴下を履きます。

そして朝の9時から24時間点滴が行われました。

直腸膣瘻の手術

手術は14時からでした。

看護師さんと歩いて手術室へ向かいます

手術室は大きな音ではないけれど音楽が流れていました。

まずは座って腰椎麻酔をかけます。

そのまま手術台の上に麻酔が効くまで座って過ごします。

先生や看護師さんが和やかに会話されていて緊張はそれほどしませんでした。

わたしは一応、緊張しやすいので手術中に少し眠くなるようなお薬もお願いしていて手術中使ってもらいました。

術中はウトウトしては目が覚めての繰り返しでしたが、思っていたよりも緊張しなかったので、お薬はいらなかったような気もしました。

手術はうつ伏せで行われました。うつ伏せなので首を横に向けないといけないので、首が痛くなりました。

でも下半身は感覚がないので当たり前ですが手術してる所はは全く痛くありませんでした。

手術は1時間半から2時間くらいだったのかな?

術後にはベットに乗って病室へ戻りました。

その前に導尿も行われました。

術後の経過

術後はしばらくベッドで過ごしました。

麻酔がきれて脚の感覚が戻ってきたら仰向けから横向きになってもいいとのことでした。

麻酔がきれてくるとお尻が痛くて早く横向きになりたかったです。

そして眠くなる薬を点滴されていたのでうとうとしたり、目が覚めたりの繰り返しでした。

術後6時間後には水分200ccを朝までのんでいいとのことだったので、ほんとはぐびぐび飲みたいけれど朝まで待つようにちびちび飲みました

看護師さんが時々血圧や熱を測りに来て、しばらくぐっすり眠った後、手術してくれた先生が訪ねてかて、

難しい手術だった。

思っていたよりも穴が大きくて、肛門括約筋も薄かったと話されていました。

その後は目が冴えてしまいましたが、またうとうとし始めると看護師さんがきて脈が落ちてると血圧を測り、血圧も低くなってるからと術中からの点滴を止めました。

代わりに睡眠導入剤を飲むか聞かれたのでお願いし、睡眠導入剤を飲むとすっと眠ることができました。

夜中痛みで目が覚めてボーッとしていると看護師さんが様子を見に来たところでした。おしりが痛いと伝えると痛み止めしようかと痛み止めの点滴をしてくれました。

おかげでまたぐっすり眠ることができました。

【術後1日目入院3日目】

明け方また目が覚めてボーッとしながら過ごしていると、看護師さんが血圧を測りにきました。

今日からご飯食べれるからねと

待ちに待ったご飯、そして念願の水分補給。

もう、遠慮なく水をぐびぐびのみました笑

食後は看護師さんたちが体を拭きにきてくれ、24時間の点滴もおわり、あとは1日2回の点滴にかわりました。点滴のルートだけのこして、少し身軽になりました。ただまだ導尿が入っているのです。

導尿は明日までらしくお通じでトイレに行くのに動きにくかったです。

それでも自分の持ってきた着慣れたパジャマに着替えられて少しホッとしました。

朝食後から酸化マグネシウムとカロナールを1日3回のみます。

酸化マグネシウムは排便の状態によってコントロールしていくとのことでした。

昼食後には初めてゆるい排便がありました。

硬めではなかったのでいきむことなくするするでてきました。いきむと出血するからあまりいきまないようにとのことです。

午前中は傷口が痛いけれど、食後の痛み止めの薬カロナールでなんとかなっていましたが、夕食くらいからかなり痛くなってきて、すぐに夕食を食べて薬を飲み効くのをまちましたがなかなか効いてくる様子がなく、痛み止めの点滴をしてもらいました。

夜には抗生剤の点滴を行い、そのあと就寝の予定がまったく眠れない

夜眠れるようにと昼間寝ないようにしたけれど、全然眠れない。

日付が変わって少し経ってから、看護師さんに睡眠導入剤をお願いしました。

術後の痛みは会陰が痛いというより、お尻が痛い。

個人的に産後の会陰の痛みを想像してたんだけど、どちらかというと陣痛でいきみたい(よく排便したくなる感じっていいますよね)時に痛くなるところが痛い感じです。かといって陣痛のような強い痛みではないです。

でもかなり痛いかった。

【術後2日目入院4日目】

朝からガスがたくさん出るので念のためトイレへ行くとお通じが少しありました。

(ガスはちゃんとお尻からでてます!)

朝、やっと導尿が外されました。寝てる時もトイレに行く時も動きづらかったし、導尿が入ってる感じがずっと違和感なのでとれてほっとしました。

そして、術後初めてのシャワーが浴びれました♪

丸二日頭を洗えなかったのでさすがに頭がかゆくなりました。

朝と夜の抗生剤の点滴も今日で最後。

夜の点滴が終わると点滴のルートも外され、導尿も点滴もついてなくて、術後2日目でやっと身軽になりました。

無理しない程度なら室内を動けるとのことでした

痛みはありましたが、食後のカロナールでなんとか間に合いました。

看護師さんも痛かったら薬だすから言ってねと言ってくれるので助かりました。

夜はやっぱりなかなか眠れなくて睡眠導入剤をもらって就寝しました。

【術後3日目入院5日目】

まだ術後の痛みはあるけれど、我慢できる範囲で目が覚めました。

導入剤のおかげか5時間以上はぐっすり眠ることができました。

そして朝には採血。血管が細いらしく毎回何回か刺されるけれど、夜間の看護師さん1発でとってくれました。

午後には橋本先生に術後のキズを診てもらうと、思ったよりお尻が腫れてないとのこと、この時点でまだ腫れてる人多いとありました。

看護師さんからは傷の痛みで座れなくて立ってご飯食べる人もいますよと言われました。

出血はしばらくあるので持参したナプキンをこまめに取り替えました。

この日から病室の外に出られるので最初は看護師さん付き添いで洗濯室に案内してもらいました。

コロナ禍なので基本洗濯以外は病室にいました。

ちなみにお洗濯は

1.5キロで400円

3キロで500円

わたしは毎回1.5キロで洗濯しましたが、乾燥が足りず毎回100円で30分追加してました。

小銭は入院前に看護師さんに洗濯するなら洗剤と小銭を用意しておくように言われたので、たくさん用意してました。

あと病院には売店などはないので必要なものは基本入院の準備で持っていかないといけないです。

【術後4日目入院6日目】

昨夜は睡眠導入剤なしでなんとか寝ましたが、熟睡はできませんでした。

日に日に痛みがやわらいではきてますが、まだ座ったりすると痛いです。

午前中にな長岡京の先生が問診して

今日も橋本先生が午後に来てくれて傷の具合をみてくれて順調だとのことでした。

出血はもうほとんどない感じになってきました。

【術後5日目入院7日目】

今日は日曜日ということもあり先生は来ませんでした。

看護師さんも毎日、傷の具合を見てくれるので問題なさそうでした。

下剤と痛み止めはずっと飲んでいます。

【術後6日目入院8日目】

昨日の14時から便利が出てないからと看護師さんに下剤を1包飲むように言われ、飲んだら水様便になってしまいました。

長岡京の先生がおしりは水様便でなければあんまりふきすぎないようにとの話していました

あとから橋本先生も来て、退院したらお風呂にはいっていいと、湯船に浸かる方がいいからと話していました。

便は硬くない、歯磨き粉くらいかバナナがくさったくらいの状態がいいと話していました。

そして10日目には退院していいとの許可もおりました。午前でも午後でもいいよと。

術後7日目 入院9日目】

長岡京の先生がきて問診だけ行いました。

橋本先生も来て傷の様子を確認、退院したら術後から数えて3週間後にまたくるようにと、ただ年末年始になるので混んでない時でいいよと話していました。

【術後8日目入院10日目】

無事に退院

退院時には酸化マグネシウム「NP」原末(白)0.5gとカロナール錠200(白)3錠の1日3回分の8日分を処方されました。

入院中必要に感じたもの

10日間の入院期間なのでいろいろ準備したつもりですが、遠方からひとりで行くのでそれほどは持っていけなかった物もありました。

入院中に準備してよかったと思った物や持って来ればよかった物を紹介します。

まずは

・パジャマ3セット

洗濯が出来るとはいえ、コロナ禍で隔離期間と術後で動けない期間があるのでパジャマは3セット持って行ってよかったなと思いました。

・洗濯用の小銭

先ほども書きましたが、なかなか乾かない時もあったので多めに持って来てよかったです。

・スリッパ

100均で買ったスリッパを持って行き、退院時に処分しました。

・ナプキン

多めに持って行ったつもりですが、ギリギリでした。もう少し多くてもよかったかな。夜用が足りなくて昼用をずらして2枚使いで使用してました。後半は昼用一枚のみで大丈夫でしたが、人それぞれ個人差があると思います。

ちなみに下のソフィ2個パックと夜用を1パック持っていきました。

出血自体は術後に多く出るくらいで後は少しずつしか出なかったのですが、衛生的に綺麗な状態を保つためにもトイレに行くたびに交換すると足りなくなりそうでした。なのでもっと持っていけばよかったです。

動けるようになって術後の傷の具合を自分でも確認したかったので、持っていけばよかったと思いました。

とりあえず携帯の写真機能で確認してみたけど、やっぱり携帯ではよく見えなかったです。

・手鏡

・VIOのお手入れ

手術の箇所は手術中に剃られていましたが、衛生面を保ちやすくするためにも術前に少しお手入れしていけばよかったかなと思いました。

私は退院後すぐに生理が来てしまったのでなるべく清潔を保ちたくて退院後にVIOシェーバーを買ってお手入れしました。

・間食

わたしは何も持っていかなかったのですが、病院食だけだとちょっと小腹がすきました。売店もないのでちょっとしたものを持っていけばよかったなと思いました。

(持っていっていいのかは術前の説明で看護師さんに確認してみてください)

入院、手術費用

わたしは入院前に保健協会に限度額適用の認定証を申請していました。事前に申請しておくとその場で限度額適用になるのでいいですよ。

もともと収入が少なく、子供も扶養していて住民税がかからない状態なので適用区分はオ(自己負担限度額35400円)でした。

なのでわたしの場合安いです。

入院費用は

自己負担限度額35400(ここは収入によって違います)

に他の料金をプラスします

室料差額 70000

紙おむつ代 350

食事療養負担金 5040(ここももしかしたら人によって違うかもしれません)

消費税7040

合計117830でした。

※コロナ禍ということで3日間の隔離の分、個室代がかかりませんでしたが、コロナが落ち着けば遠方の方は10日分の個室代がかかってしまうと思います。

退院後は

退院後は術後から3週間、6週間、9週間で診てもらって、その後は3ヶ月おきに1年かけて様子を見ていくとのことでした。

退院後の通院

術後4週間後の通院

本来なら術後3週間後に通院ですが、私の場合は年末と重なっていたため先生から4週間後でも大丈夫だから、空いている時に来るようにと言われたので、年末ではなくお正月が明けてから行きました。

橋下医院は2021/12/29(水)から2022/1/4(火)は、休診でした

今回は冬休みということで家族旅行もかねて行きました。

なるべく早く見てもらおうと診察時間が9時半からなので9時20分に行きました。

しかし、考えが甘かったです。ちょうど混んでいる日だったようで、病院に着くと私の順番は8番目でした。

それから診察してもらえたのは11時くらいで約1時間半待ちでした。

ちなみに病院が開くのは午前が9時15分で午後は16時50分だったようです。

術後4週間後の診察

診察では術後におならが漏れないか。我慢できるか。便が漏れないか。などを聞かれました。

私は漏れもないし、我慢もできますと答えました。

内診では手術で縫った会陰の糸を何本か抜かれました。(毛を引っ張られる感覚で痛みはちょっとありましたが思っていたほど痛くはありませんでした)

膣のほうの糸は8週間くらい経ってからだと説明されました。

会陰のところを抜糸したから大体1週間で傷が良くなるだろうとのことでした。

わたしは術後から診察まで会陰のところがピリピリすることが多かったのですが、抜糸したらそれも治りました。

そして手術の際の説明を受けました。

私の場合膣とお尻の穴の間が7mmしかなかったと、手術によって2.3cmになったと聞きました。

ただ、その間に数ミリの穴が空いていると言われました。塞がらなくても問題はないとのことでした。

あとはどこに何本縫ったのかも説明お受けましたが、本数は忘れてしまいました。

各箇所2-4本くらいだったと思います。

他には膣や肛門に器具を入れたり、肛門の力の入り具合のチェックをしました。

先生から肛門の力も大丈夫だとありました。

私自身、術前は便のキレが悪く拭いても拭いてもついて来てしまい、排便後に少し便が漏れることがあったのですが、術後はそれがなくなりました。

手術して本当によかったです。

次の検診は3週間から4週間くらいとのことでした。

ちなみに支払いは380円でした。

術後8週間後の通院

手術後2回目の検診へ行ってきました。

朝、5時半に家をでて新幹線がある駅まで車で送ってもらいます。

始発の新幹線を乗り継ぎ、京都へ。2日前の大雪の影響で新幹線が少し遅れましたが、電車に乗り換え無事に長岡京に到着

始発で行っても橋下医院に着いたのは11時。

ただ、今回は混んでいなくてついたときの待ち人数は3人だったので35分ほど待って見てもらえました。

術後8週間後の診察

今回も、膣からおならが出ないか、おならを我慢できるか、便が漏れないか(便失禁)を聞かれました。

ないと答えると、内診です。

膣と肛門を内診しました。そして肛門に力を入れるようにということでした。

前回、膣とお尻の穴の間に数ミリ穴が空いていると言われたところはふさがったと言われ安心

でも、肛門を締める力が少し弱いと言われてしまいました。(悲しい)

ただ、おならも我慢できていて、便失禁もないから次の通院は3ヶ月後でいいと言われました。

来月も来なきゃと思っていたけれどよかったです。

前回、年末年始もあって通院間隔が開いてしまって術後から2ヶ月経っていたのもあるのかなと思います。

あとは、手術前と手術後に行った血液検査の結果をもらってきました。

血液検査の結果についても丁寧に説明してもらい安心しました。

今回の支払いも380円でした。

また今後の経過も更新していきたいと思います。

術後5ヶ月後の通院

手術後3回目の通院です。

前回の通院後、なんだか膣から空気が出るようになり、お通じも一度は切れるものの、後からトイレで拭いてみると少しついてくることがたまにあるようになりました。ただ、手術前と比べればあまり気になる程ではありませんでした。

今回も始発で出て、ついたのは11時くらいでした。

先生に膣から空気が出ることを伝えると、オナラを我慢して膣から出るなら漏れているけれど、そうじゃなければ違うよとの話でした。確かにオナラを我慢して出る感じではなかったので膣から入った空気が出てくるとのこと。

お尻を拭いた時にたまに便が付いてくるのも、便漏れではないからとのこと。

今回の肛門に力を入れるチェックでは、前回はあまりよくなかったけれど、今回はよくなっているとのお話でした。(仕事復帰して動くようになったからかな?なんて勝手に思っています)

とりあえずは順調なので、次の検診は4ヶ月後になりました。

医療保険

今回、わたしは医療保険に入っていたので、無事に入院と手術の保険がおりました。

わたしが入っている保険は領収書や診療明細書のコピーだけでも保険がおりたので診断書は必要ありませんでした。診断書はお金がかかるので明細で保険がおりるのは助かりますね。

ちなみに入っているのは三井住友海上あいおい生命の新医療保険アルファです。

診断書が必要な場合は長岡京病院ではなく橋下医院でもらうようなので、退院後の最初の通院の時にお願いするようになるのかなと思います。

最後に

今回、直腸膣瘻になり他の方のブログのおかげで手術までたどりつくことができました。デリケートな問題でネットでも情報が少ないのでわたしも誰かの助けになればと思いこの記事を書かせていただきました。少しでもお役に立てればと思います。今後も通院などを更新していく予定なのでよければ読んでいただけると嬉しいです。

橋下医院ホームページ>>http://www.eonet.ne.jp/~kyozo/

長岡京病院ホームページ>>https://www.nagaokakyo-hospital.or.jp/

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