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【30代】ピロリ菌がいるのはどうして分かった?(除菌は成功?失敗?)

【30代】ピロリ菌の除菌で人生初の胃カメラを体験したブログ(除菌は成功?失敗?)

こんにちは。

ピロリ菌って知っていますか?

なんとなく聞いたことあるかたもいると思います。

ピロリ菌がいると胃潰瘍や胃がんになるなんてお話も聞きますよね。

わたしは30代の時にピロリ菌がいるのがわかり除菌しました。

今回はそんなピロリ菌の話をしたいと思います。

ピロリ菌とは 症状は

ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていましたが、その発見以来、さまざまな研究から、ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍などの胃の病気に深く関わっていることが明らかにされてきました。
子供の頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。ピロリ菌に感染すると、炎症が続きますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。

出典:武田薬品工業ピロリ菌のお話.jp

一度感染すると胃の中にずっと棲み続けるなんてちょっと怖いですよね

正式名は’ヘリコバクター・ピロリ’。ヘリコとは「らせん」とか「旋回」という意味。ヘリコプターのヘリコと同じです。ひげの部分も回転させて移動します。バクターとはバクテリア(細菌)。ピロリとは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。この菌は胃の幽門部から初めて見つかりました。ピロリ菌の最も大きな特徴は、酸素の存在する大気中では発育しないことで、酸素にさらされると徐々に死滅します。乾燥にも弱く、グラム陰性桿菌に分類されます。大きさは0.5 × 2.5~4.0μmで、数本のべん毛を持ち、胃の中を移動します。ピロリ菌が強酸性下の胃の中で生育できるのは、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アンモニアで酸を中和することにより、自分の身の周りの酸を和らげて生きています。

出典:大塚製薬

ピロリ菌が原因の病気

ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではありません。しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこります。除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。

胃炎

胃炎には急性胃炎と慢性胃炎があります。急性胃炎はアルコールや香辛料・鎮痛薬などの影響が原因といわれています。
慢性胃炎の多くはピロリ菌の持続感染が原因で、胃の粘膜に炎症を起こします。

胃・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、ピロリ菌感染により胃粘液が酸の影響を受けで弱まり、胃や十二指腸の粘膜が傷ついて深くえぐられた状態のことです。

胃がんについて

胃がんは、胃粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になり、増殖を繰り返す状態です。胃がんの原因は喫煙や食生活などの生活習慣や遺伝の影響があると言われていますが、ピロリ菌感染が発生のリスクを高めるという報告があります。

その他の病気について

その他の病気として、胃MALTリンパ腫・免疫性(特発性)血小板減少性(ITP)・早期胃がんの内視鏡的治療を受けた方やディスペプシア症状(みぞおち辺りの痛み・焼ける感じ、食後の胃もたれ、食事中に胃が充満した感じとなり、最後まで食事を摂取できない状態)がある方は、ピロリ菌の除菌治療が勧められてます。かかりつけの病院で相談しましょう。

出典:大塚製薬

ピロリ菌に感染していることでいろいろな病気の可能性があるんですよね

ピロリ菌がいるのがどうやってわかった?症状はあった?

わたしがピロリ菌がいるのがわかったきっかけは職場の健康診断のオプションでした。

職場の人が何人もピロリ菌の除菌をしたと話されていたので気になっていました。

そして、もともとわたしは中学生の頃から食べ物で胸焼けしやすいタイプだったんです。カレーを食べたり、白湯スープのような物を飲んだりするとよく胃が痛くなるという症状がありました。

極め付けは豚骨ラーメン。大人になり人生で2度食べたのですが、2回とも翌日に強烈な胃痛に襲われ、仕事を休むことになりました。(美味しいのに残念)

なのでとりあえずピロリ菌の検査してみることにしました。

検査方法は採血検査

検査方法は血液検査でした。健康診断と一緒に検査できるので簡単に検査できました。

検査費用はいくらか忘れてしまいましたが健康診断のオプションだったのでそんなに高くなかったと思います。

ピロリ菌の検査結果、数値は?

健康診断からしばらくして、職場から健康診断の結果が渡されました。

検査結果、

ピロリ菌の感染がうたがわれます。消化器科への受診をおすすめします

と記されていました。

ピロリ菌抗体数値(血液)は以下の通りでした

ピロリ菌抗体(血液) 基準値 わたしの数値 判定
ヘリコバクター・ピロリ数値 3.0未満  U/m L

33.2

D

覚悟はしていたもののやっぱり感染していたかとちょっとショックでした

ピロリ菌除菌のため病院へ

健康診断でピロリ菌がわかってからもなかなか治療に行かずに数ヶ月が経っていました。

胃カメラが怖くて行けませんでした。

でもほっとくとひどくなりそうな気がしたので、除菌しなければと腹をくくり病院へ行きました。

まさかの当日に胃カメラ

病院へ行き健康診断でピロリ菌がいるのがわかったので除菌したいと伝えました。

するとその日、先生がたまたま胃カメラをする時間があったらしく、

そしてたまたまその日、わたしは朝ごはんを食べておらず、そのまま胃カメラで検査することになりました。

まさかの病院へ行ってすぐの胃カメラに焦りました。

胃カメラは鼻から?口から?

胃カメラをするにあたって聞かれたのが鼻から入れるか口から入れるかでした。最初は痛くなさそうな鼻からを選ぼうとしました。

しかし、看護師さんがひとこと。

もし鼻から入らなかったら口から入れることになるからその時は2回麻酔することになるよと言いました。

???

鼻から入らないことがあるんですか?と聞くと、看護師さんがわたしはこないだ鼻から入らなくて、結局、口からになって2回麻酔して大変だったのと話していました。

悩んだ結果、口からすることにしました。

口に麻酔の液体を含んでしばらく待ちます。これも結構大変でした。

先生から口からの胃カメラはお年寄りより若い人の方がオエってなりやすいんだよねと話がありました。

えっ!やっぱり鼻からにすればよかったかもと後悔しました。

胃カメラ開始

横向きになって、胃カメラを入れていきます。先生のいう通りずっとオエオエしていました。目から涙があふれ、鼻からは鼻水がでてもうひどい状態で、やっばり鼻からやればよかったかなと後悔しながら耐えていました。

なんとか胃までたどり着きました。先生からは胃はキレイだけどやっぱりピロリ菌がいるね。この辺赤くなってるでしょ。正常だともっとピンク色だからと言われました。

素人のわたしにはよくわからなかったけれど、確かに所々赤いところがありました。

やっと確認が終わったと安心したのも束の間、胃カメラを出すのにまたオエオエとの戦いでした。無事に終わったけれどもう胃カメラは勘弁してほしいというのが正直な感想でした。

ピロリ菌の1次除菌

ピロリ菌の除菌方法は服薬です。病院で7日分の薬を貰います。それを毎日飲み続けて除菌します。除菌後1ヶ月ほど経ってから、検査をするとのことでした。薬の服薬中は刺激物(辛いもの)などは控えてくださいとのことでした。

検査方法は呼気検査

除菌後の確認の検査は呼気検査でした。1ヶ月後くらいに病院へ行ったのですが、当日は何も食べずに来てくださいと言われていたのを忘れて、ご飯は食べていないし、コーヒーも飲んでいなかったのですがフリスクを食べてしまい、別の日に検査することになりました(反省)

そして別の日に検査へ行きました。呼気検査なんてすぐ終わると思っていましたが、意外と時間がかかりました。20分くらいかかったのかな?

わたしの行った病院は呼気検査でしたが、知り合いは便で検査したとのことだったので、病院によって検査方法は違うようです。気になる方は病院に問い合わせすることをおすすめします。

除菌の結果は

先生からは1次除菌の成功率は70%くらいだからと前もって説明されていました。結果を知ったのは呼気検査の1週間後くらいだったと思います。

除菌成功でした。

よかった。

普段飲まないのに1週間薬を飲み続けるのって結構大変なんですよね。

1次除菌失敗

わたしの話を読んで、1回で除菌できると思った方もいるかもしれません。

ですがわたしの同僚は1次除菌に失敗しました。彼女はお酒(アルコール)を毎日じゃないけど飲んでしまったんだよねとそのせいかなと話していました。結局2回目の除菌をして成功していました。

やっぱりお酒を飲んでしまう人が多いのか、わたしの病院からもらった注意点が書かれた印字の紙にも手書きでアルコールは控えてくださいと追加で記入されていました。

お酒が好きな人は1週間お酒を飲めないのはきついですよね。わたしも好きなので1週間飲めないのはきつかったです。2日程、我慢できずにノンアルコールを飲みました。

ピロリ菌除菌後

ピロリ菌除菌後は今までの胃もたれが嘘のようになくなりました。やっぱりピロリ菌が原因だったんだなと実感しました。

除菌後はカレーを食べても白湯スープを飲んでも胃もたれしません。

ただ、豚骨ラーメンだけは過去の激痛のトラウマで食べれなくなってしまったので、ピロリ菌が原因だったのかは今でもわかりません。

ピロリ菌の除菌は健康保険が使える?

ピロリ菌の除菌には健康保険が使えます。ただし、保険が適用になるには胃カメラをしなくてはなりません。そして1次除菌と2次除菌までが保険適用となります。2回目の除菌に失敗すると3回目からは自費となってしまいます。

ピロリ菌の除菌には胃カメラをしないとダメ?

先ほども書いたように健康保険が適用になるには胃カメラは必須です。

ただ、どうしても胃カメラを飲みたくないという方は自費でもいいなら除菌してくれる病院もあるかもしれませんよ。お金はかかってしまいますが。

まとめ

ピロリ菌はいるかどうか自分で調べなければわかりません。いると分かったら、胃カメラを飲んだり、薬を飲み続けたりといろいろ大変です。

だけど自分の健康の為にも一度は調べて見るのがオススメですよ。

特に胃がよく痛くなる人やわたしのように胃もたれしやすいなんて方はしたほうがいいと思います。

病院へ行く時間がないという方は検査キットもあるみたいです

>>ピロリ菌検査キット

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